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プロパンガスの料金は都市ガスに比べて2倍高いってホント?【ガス屋の窓口】などガス料金比較サービスを利用して得する人急増の理由をまとめました。

都市ガスとプロパンガスでは、同じガスの利用でもプロパンガスの料金のほうが2倍高いという話をよく耳にします。

ガス料金は、基本料金+使った分の料金(従量単価×使用料)で計算されます。

それぞれを比較してみてみると、基本料金の全国平均は、都市ガスが約900円、プロパンガスが約1,800円、従量単価の全国平均は都市ガスが約300円、プロパンガスが約500円といわれています。

この数字をパッと見ただけでも、プロパンガスのほうが2倍高いという話にうなずけますよね。

都市ガスに比べてプロパンガスのほうが高い理由を3つあげると、

①ガスボンベの配送、交換、点検、検査に人件費がかかる。

②プロパンガスを使うための供給設備に必要な初期費用をプロパンガス会社が負担してくれるのですが、その分が後のガス料金に上乗せになってくる。

③従量単価はがプロパンガス会社が自由に決められる上に競争が少ないため、一度高い単価で契約したり、原油価格の高騰を理由に値上げしたのちに、再び値下げになることが少ない。(同じガス会社を利用しているお隣さんと自分の単価が違うこともありえますよ)

などといった理由が挙げられます。

プロパンガスは、都市ガスの設備が整っていない地域にもガスを届けてくれているサービスですから①の理由は納得です。

②の仕組みから、都市ガスが整備されている地域でも、賃貸住宅などではプロパンガスの利用が多くみられます。

大家さんがプロパンガス契約をすると、ガス器具やその他設備(エアコンや玄関のインターフォンまで!)ガス会社さんが無料で交換してくれるサービスがあったり、管理会社さんへのバックマージンがあったりと、賃貸住宅においては都市ガスを選ぶ理由が大家さんにも不動産会社にもなかったからです。(大家さんはプロパンガス会社さんの優良顧客ということですね)


その分、賃貸人は都市ガスよりも高いガス料金を支払うことになるのですが、大家さんや不動産会社さんがプロパンガスを使う工夫をすることで家賃を安く抑えることができているケースもありますから、そのあたりは持ちつもたれつです。

 

③のプロパンガスの料金の不透明性について、最近脚光が浴びせられるようになってきました。プロパンガス料金の見積もり比較業者の出現です。

利用者がお住いの地域のプロパンガス会社の中から、利用者にとって一番お得に利用できる業者を紹介してくれるとうサービスです。

ほとんどの見積り業者が無料で料金比較のシュミレーションをしてくれますし、切り替えたほうが有利なことが分かった場合には、切り替え先のプロパンガス業者が切り替えに必要な交渉や手続きを代行してくれます。

見積もり業者自体がプロパンガス会社であることもありますし、契約先のプロパンガス会社に顧客を紹介して紹介料をいただくビジネス専門のところもあります。

今まで個人利用者への広告宣伝には消極的だったプロパンガス会社さんが、今後のガス料金の競争時代に向けて、個人の利用者への集客にも予算をかけはじめたということでしょう。中には切り替えが決まった場合にキャッシュバックなどの特典がある業者さんもあります。

今、プロパンガスの従量単価の適正料金は約300円といわれています。

ご自身の明細をご覧になって、高いな~と思われた方は、見積もり業者さんに問い合わせをしてみてはいかがでしょう?
もちろん問い合わせをして、切り替えないという選択肢もありますから、まずは現状を把握してみることがガス料金節約の第一歩です。

ただし賃貸住宅にお住まいの場合は、ガス会社の選択は大家さんが行っていますので、持ち家の方に限りますね。

あと、私個人の考えとしましては、前述のようにプロパン会社さんは利用者獲得にかなりの費用をかけて取り組んでいるわけですから、短期間での解約・切り替えはトラブルの元になりかねません(解約手数料を請求される、などのケースですね)。

また、見積会社から提示されて契約した単価が、最初は安かったのに、切り替えたあとしばらくしたら値上げされてしまった、という話もちらほら聞きます。切り替えの際には、そのあたりもきちんと確認したほうがよさそうですね。